転職の面接って、何で何回もやるの?
一次面接と二次面接の違いが分からず、「二次面接の準備や対策が必要なのかが分からない」ということがあります。
二次面接を最終面接として実施する企業もあるので、事前に二次面接の特徴を知ってから面接に臨みましょう。
私は転職の際に一次面接を7社、二次面接を4社受けました。
一次面接と二次面接の一番の違いは、面接官に「役員」が登場するかしないかです。
今回は、一時面接と二次面接の違いから、二次面接に必要な準備や対策について紹介したいと思います。
一次面接と二次面接の違い
一次面接と二次面接の違いは、細かいものを含めるとたくさんあります。
ですが、私が面接を受けて感じた主な違いは「目的」と「面接官」の2つです。
では、一次面接と二次面接で「目的」と「面接官」がどのように違うのかを紹介します。
目的:一次は「絞り込み」、二次は「見極め」
まず面接の目的ですが、一次面接は応募者の「絞り込み」、二次面接は応募者の「見極め」です。
応募者が多い場合は絞り込まないと企業も大変ですからね。
私の転職の時は、一次面接はある程度コミュニケーションが良好で職歴や志望動機が的外れでなければ概ね通過できる印象でした。
ですが、二次面接は企業が思い描く人材像とあなたがマッチしていないと通過できません。
そのため、二次面接では一次面接の時よりも具体的な質問が多くなります。
「こんな人材が欲しい」、「もしこの応募者が入社したら・・・」といったことを面接官が常にイメージしながら質問してくるのを強く感じました。
二次面接では質問が具体的になり、「選考本番モード」の空気を感じました。
参考までに、私が二次面接で実際に受けた質問をいくつか紹介します。
二次面接で私が受けた質問
- マネージャーの経験は無いようですが、今まで上司を見てきて「自分でもできそう」と思いましたか?
- 上司が年下になる可能性が高いですが、どう思いますか?
- 30歳未満の若いメンバーとのコミュニケーションは得意ですか?
- 開発のご経験が豊富のようですが、新しい企画を考える仕事に興味はありますか?
面接官:一次は「現場リーダー」、二次は「役員」
冒頭にも書きましたが、私は面接官として「役員」が登場することが一次面接と二次面接の一番の違いです。
私の転職の時は、一次面接の面接官は現場リーダーや課長が担当し、二次面接の面接官は役員が担当する企業がほとんどでした。
そんな役員が登場する二次面接には次のような特徴があります。
役員による二次面接の特徴
- 一つの質問に対してかなり深掘りする
- 面接中は常に面接官に主導権がある
応募者への質問は一次面接の時と変わらない場合もありますが、一つの質問に対してかなり深掘りしてきます。
また、企業の役員は今まで何百人もの応募者と面接をしてきた経験があり、とても面接慣れしている方が多いです。
そのため、面接中はずっと面接官に主導権がある感覚で、ずっと尋問されている感覚でした。
二次面接は、ずっと尋問されている感覚でした。
そして、転職活動を振り返ると私はこの「役員」の判断が内定獲得に大きく影響していると感じました。
二次面接の準備と対策
これまでに紹介した一次面接と二次面接の違いは全て「企業側」の違いです。
応募者のあなたとしては、一次面接と二次面接で変えることは何もありません。
そして、どんな面接でも共通して「素直に前向きに話すこと」が一番大事なポイントです。
この「素直に前向きに話すこと」を二次面接でもスムーズにできるようにするために、簡単な2つの準備をしておくことをおすすめします。
二次面接の準備と対策
- 一次面接を振り返る
- 企業の志望順位を明確にしておく
一次面接を振り返る
まずは一次面接の内容を振り返っておきましょう。
一次面接の振り返りは必ずやりましょう。
二次面接の面接官には一次面接の内容が伝わっている場合がほとんどで、一次面接の再確認のような質問もあります。
一次面接と二次面接で回答が変わってしまわないように、一次面接の内容を振り返っておきましょう。
企業の志望順位を明確にしておく
これは複数企業の選考が進んでいる場合の話になりますが、できれば二次面接を受ける企業の志望順位を明確にしておきましょう。
なぜなら、二次面接にもなると企業が「この応募者を採用するかどうか」をかなり本気で考える時期になるため、「内定承諾の可能性」を気にするようになるからです。
「内定承諾の可能性」を知るために、私の時は以下のような質問を受けました。
「内定承諾の可能性」を確認する質問
- 「併願企業がある中で、弊社の志望度はどの程度ですか?」
- 「併願企業の選考状況を教えていただけますか?」
二次面接を受ける企業の志望順位を明確にしておくと、このような質問を受けた時にスムーズに回答できると思います。
ただ、どの企業も横並びの状態でどうしても志望順位が明確になっていない場合は、
「正直まだ迷っておりますが、御社の志望度が高いことは間違いありません。」
と伝えることをおすすめします。
優先順位に迷っている場合は?
「正直まだ迷っておりますが、御社の志望度が高いことは間違いありません。」と伝える。
まとめ
今回は一次面接と二次面接の違いについて紹介しました。
今回の記事を参考にしていただき、二次面接に臨んでいただきたいと思います。
また、今の会社の退職について気にしている場合は、こちらも参考にしてみてください。