オファー面談があるのに質問したいことが思いつかない・・・
オファー面談とは、内定した企業から就労条件を説明してもらう面談のことです。
私も転職の時に内定企業のオファー面談がありました。
ですが、オファー面談はそれだけでなく、内定者からの質問に答えてくれる場でもあります。
もしあなたがオファー面談の質問内容に悩んでいるなら、この記事で紹介している「質問リスト」や「絶対確認すべきこと」を参考にしてください。
きっと有意義なオファー面談になると思います。
オファー面談は選考ではないので、ぜひリラックスして受けてください!
また、内定後に関する話は他にもあるので、よければ参考にしてください。
オファー面談の「基本事項」
オファー面談の基本事項は次の通りです。
オファー面談の基本事項
- 目的は「就労条件の認識合わせ」
- 内定承諾前の「最後の面談」
- 主導権は「内定者」
- オファー面談がない企業もある
目的は「就労条件の認識合わせ」
オファー面談の一番の目的は、内定者と企業との就労条件の認識合わせです。
「条件面談」とも言ったりします。
認識合わせをする理由は、内定者と企業との就業開始後のミスマッチを防ぐためです。
また、日本の法律では内定者には労働条件を必ず明示しなければならないと決められています。
([労働条件の明示] 労働基準法第15条第1項 )
使用者は、労働契約の締結に際し、労働者に対して賃金、労働時間その他の労働条件を明示しなければならない。この場合において、賃金及び労働時間に関する事項その他の厚生労働省令で定める事項については、厚生労働省令で定める方法により明示しなければならない。
引用元:労働基準法|e-Gov法令検索
内定者はオファー面談前かオファー面談中に労働条件通知書を受け取ります。
オファー面談ではこの労働条件通知書を使って労働条件を説明する企業が多いです。
私が転職の時に内定をいただいた2社も、オファー面談(オンライン開催)の時に労働条件通知書を見せながら労働条件の説明をしてくれました。
内定承諾前の「最後の面談」
オファー面談は、内定承諾前に企業と会話できる最後の場になることがほとんどです。
そのため、この記事の後半に書いている確認すべき4つのことを必ず確認してほしいと思います。
主導権は内定者
オファー面談は、主導権が内定者にあることも特徴です。
今まで実施してきた一次面接〜最終面接までは企業側に決定権がある状況だったので、主導権は企業にありました。
ですが、オファー面談は内定者に決定権がある状況で会話をする場であり、主導権は内定者にあります。
冒頭にも書きましたが、今までの面接とは違いオファー面談に選考はありません。
なので、臆することは何もありません。
話したいことや確認したいことはこちらからどんどん話しましょう。
オファー面談がない企業もある
企業によっては内定後に労働条件通知書を送付するだけで、オファー面談がないこともあります。
その場合は届いた労働条件通知書を確認し、もし労働条件に疑問がある場合は労働条件通知書に記載されている採用担当や人事担当の連絡先に問い合わせをしましょう。
オファー面談の「事前準備」
オファー面談は選考ではないのでリラックスして望めますが、事前の準備がないと有意義な面談にすることができません。
とはいえ、事前に準備しておくことは一つ。
それが「質問リスト」の準備です。
「質問リスト」を用意しておく(重要!)
繰り返しになりますが、オファー面談は基本的には内定承諾前に企業と会話できる最後の機会です。
そこで、オファー面談に向けて企業に聞きたいことを質問リストにまとめておくことをおすすめします。
疑問や不安はオファー面談で全て無くしましょう!
質問リストはあなたの就活事情や面談企業によって変わってくると思いますが、私がオファー面談をした時に用意した質問リストはこんな感じです。
質問リスト(私の場合)
- 入社直後のスケジュールは?
- 入社後に研修はあるか?
- 配属部署の体制は?
- 評価制度は?
- 会社としては私に一番何が求められているのか?
- テレワークか通勤かは選べるのか?
- 何時頃に退勤する社員が多いのか?
- 業務で使用するパソコンは選べるか?
また、オファー面談でありがちなのが「選考中に聞いた話と違う」ということです。
一次面接から最終面接まで、それぞれ別の面接官だったはずです。
それぞれの面接官とオファー面談の担当者が違うことを話したら、遠慮せずに細かく確認するようにしましょう。
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オファー面談で絶対確認すべきこと
私の転職活動で用意した質問リストを上で紹介しました。
ですが、あなたがピンとくる質問がなかったかもしれません。
そこで、ここではあなたがオファー面談を受けるときに絶対確認してほしいことを4つ紹介します。
オファー面談で「絶対」確認すべきこと
- 労働条件
- 入社直後の仕事内容
- 内定承諾の期限
- 会社の風土やルール
労働条件
労働条件は一番大事な確認事項です。
最低限、以下のことは必ずオファー面談で確認するようにしましょう。
労働条件の確認(例)
- 雇用開始日(入社日)
- 契約期間
- 就業場所
- 従事すべき業務
- 始業時刻、終業時刻
- 休憩時間
- 超過勤務有無
- 休日、休暇
- 賃金(給与)
- 基本給
- 賞与
- 昇給
- 各種手当(通勤手当、家族手当、住宅手当など)
- 退職関連
- 社会保険関連
また、労働条件通知書で明示すべき事項は法律で決まっていて、下記の(1)〜(4)(※(3)のうち、昇給に関する事項を除く)については書面の交付により明示することになっています。
普段気にすることはないものですが、こんな機会でしか見ることがない法律なので、少しでも気になる方は参考までに見ておくといいかもしれません。
(労働基準法施行規則第5条第1項)
引用元:労働基準法施行規則|e-Gov法令検索(1) 労働契約の期間に関する事項
(1-2) 期間の定めのある労働契約を更新する場合の基準に関する事項
(1-3) 就業の場所及び従事すべき業務に関する事項
(2) 始業及び終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇並びに労働者を二組以上に分けて就業させる場合における就業時転換に関する事項
(3) 賃金(退職手当及び第五号に規定する賃金を除く。以下この号において同じ。)の決定、計算及び支払の方法、賃金の締切り及び支払の時期並びに昇給に関する事項
(4) 退職に関する事項(解雇の事由を含む。)
(4-2) 退職手当の定めが適用される労働者の範囲、退職手当の決定、計算及び支払の方法並びに退職手当の支払の時期に関する事項
(5) 臨時に支払われる賃金(退職手当を除く。)、賞与及び第八条各号に掲げる賃金並びに最低賃金額に関する事項
(6) 労働者に負担させるべき食費、作業用品その他に関する事項
(7) 安全及び衛生に関する事項
(8) 職業訓練に関する事項
(9) 災害補償及び業務外の傷病扶助に関する事項
(10) 表彰及び制裁に関する事項
(11) 休職に関する事項
入社直後の仕事内容
入社直後の仕事内容も必ず確認しましょう。
せっかく転職したのに「入社したら思っていた仕事と全然違う・・・」となってしまったら最悪です。
入社直後の仕事内容の確認(例)
- オリエンテーションや社内の共通研修があるか?
- 具体的にどのような仕事をするのか?
- どんなポジションで仕事をするのか?
また、入社直後の仕事のイメージが明確なほど、入社までの不安や緊張が小さくなります。
なので、入社直後の仕事内容はぜひ確認してください。
内定承諾の期限
意外と確認を忘れがちなのが内定承諾の期限です。
企業によっては「内定承諾の期限は、オファー面談の日を基準に何日後まで」と設定しているところもあります。
特に、複数企業の選考が進んでいる方は注意してください。
内定承諾の期限も必ず確認するようにしましょう。
会社の風土やルール
会社の風土や独自のルールは入社してから知ることができれば問題ないことかもしれません。
ですが、現時点で気になっていることがあればざっくばらんにオファー面談で確認しておきましょう。
会社の風土やルールの確認(例)
- 同好会やクラブ活動について
- 資格取得時の受験費やお祝い金について
- 飲み会の文化があるか
- 社員の有給休暇の取得状況
まとめ
今回はオファー面談について紹介しました。
オファー面談は、基本的には内定承諾前の最後の面談になります。
質問したいことや確認したいことを事前にまとめておき、リラックスして臨んでください。
そして、オファー面談の後はいよいよ「内定を承諾するか辞退するか」を決断することになります。
ぜひこちらも参考にしていただければと思います。