いつも自分ばかり仕事が多くて忙しい気がする・・・
仕事をしていると、職場の中で自分だけ仕事が多くて不公平に感じることがあります。
そもそも「仕事量が多い」とは、決められた期間の中でこなさないといけない仕事の数が多い状態のことです。
仕事量が多い時は、必ず「仕事の一覧化」をしましょう!
この記事では、仕事量の確認方法と、仕事量が多くなる理由や対処方法について紹介したいと思います。
仕事量を把握するためのポイント
次のポイントを参考に、まずは現状の仕事量を確認し、あなた自身の仕事量を把握しましょう。
仕事量を把握するポイント
- 仕事を一覧化する
- 仕事量は「期間」で判断する
- 周りの人と仕事量を比べる
- 周りの人と勤務時間を比べる
仕事を一覧化する
仕事が多くなって来た時にまずやってほしいことが、「仕事の一覧化」です。
「仕事の一覧化」は、ものすごく簡単に、かつ短時間でできます!
メモ帳でも裏紙でもExcelでも何でもOKです。
次のことを書いて、仕事を一覧化してみてください。
仕事の一覧化で書くこと
- 仕事の内容
- 仕事の期限
- 必要な時間(見込みでOK)
- 誰から依頼された仕事か
- 優先順位
また、仕事を一覧化することには、次のようなメリットがあります。
仕事を一覧化するメリット
- 仕事量が把握できるようになる
- 焦る気持ちがなくなる
- 仕事のヌケモレが防げる
- 他の仕事が断りやすくなる
メリットの最後に書いていますが、仕事の一覧化ができると、「別の仕事を断る」ことが非常にしやすくなります。(記事の後半にも書いています)
なぜなら、仕事をお願いしてくる相手にこの仕事の一覧を見せると、「今私にはこれだけの仕事があるので、その仕事はできない」ということを根拠を持って伝えることができるからです。
その結果、仕事をお願いしてくる相手は、「これじゃたしかにお願いできないね・・・」と納得してしまうのです。
「仕事の一覧化」は、他の仕事を断る武器にもなりますよ!
仕事が多くなってくると、仕事が今どのくらいあるのかが自分でも分からなくなってしまいます。
その結果、ストレスを感じたり焦ったりすることがあります。
仕事量が多いと感じた時は、仕事をがむしゃらにこなすことを一度やめて、あなた自身の状況を俯瞰的に整理してみてください。
あなたの仕事が今どのくらいあるのかが見えるだけで、気持ちが少し落ち着きます。
自分を守るために、忙しい時ほど「仕事の一覧化」をしてみましょう。
仕事量は「期間」で判断する
冒頭でも書きましたが、「仕事量が多い」とは、決められた期間の中でこなさないといけない仕事の数が多い状態のことです。
例えば、今あなたの仕事が3つあるとして、
- 1日でやらないといけないのか
- 1ヶ月でやらないといけないのか
によって、仕事量は異なるということです。
「仕事量」とは
「仕事の数」と「仕事の期間(期限)」で総合的に判断されるもの
仕事量が多いかを確認するには、まずは今のあなたの「仕事の数」と「仕事の期間(期限)」を把握する必要があります。
ここで、前に出た「仕事の一覧化」が役に立ちます。
今のあなたにいつまでの仕事がどれだけあるのかを整理してみてください。
周りの人と仕事量を比べる
あなたの仕事量が把握できたら、あなたと職場の同僚の仕事の状況を比べてみましょう。
もし職場の同僚の方が仕事が少ない、もしくは同じ数の仕事をしているのに同僚の方が期限にゆとりがある場合は、あなたの仕事量だけが多い状態です。
まずは職場の同僚に今の仕事の状況を聞いてみましょう。
周りの人と勤務時間を比べる
また、あなたの勤務時間と同僚の勤務時間を比較することでも仕事量を確認することができます。
職場の同僚の退勤時間があなたよりいつも早い場合は、あなただけ仕事量が多い可能性があります。
仕事量が多い場合にするべきこと
職種にもよりますが、仕事量は自分自身で調整できることがあります。
仕事量が多くて辛いと感じたら、ぜひ次のことを試してみてください。
仕事量が多い場合にするべきこと
- 勇気をもって断る
- 周りの人に仕事をお願いする
- 上司に相談する
勇気をもって断る
まずやってほしいことは、新たにお願いされる仕事を断ることです。
キャパオーバーな時は勇気を持って仕事を断りましょう!
特に、断ることが苦手な方は、上で紹介した「仕事を一覧化する」ということをやってから断るようにしてください。
あなたの「仕事の一覧」があれば、それを相手に見せることで、手ぶらで断るよりもはるかに断りやすくなります。
仕事を断ることは、適切な自己管理の1つです。
あなたが「いいえ」と言えるようになると、職場全体の仕事量を平準化することにつながり、結果的に職場のためになります。
また、少し厳しい言い方になってしまいますが、仕事を断れない人ほど仕事でストレスを抱えるものです。
仕事量が多い場合は、新たな仕事をちゃんと断るようにしましょう。
周りの人に仕事をお願いする
そもそも、職場にはあなた以外にも人がいるはずです。
仕事を一人でやろうと思わないでください!
できるだけタスクを分担し、同僚や部下に仕事をお願いしましょう。
仕事を周りにお願いすることは、マネジメントスキルの向上にもつながります。
仕事が多いと感じた時は、ぜひ周りの人に仕事をお願いしてみてください。
上司に相談する
自分自身で仕事量を調整できない場合は、上司に相談するようにしましょう。
上司へ相談するタイミング
- 自分では仕事を断りにくい時
- 自分ではどうにもできない状況の時
上司は人や仕事を全体的に管理しています。
そのため、他の同僚と仕事を調整したり、お客さんとスケジュールを調整したりすることができ、あなたにはできない解決策を持っています。
なので、自分自身で仕事量を調整できない場合は、上司に相談するようにしましょう。
仕事量が多くなる理由
ここで、そもそも仕事量が多くなってしまう理由をおさらいしておきましょう。
仕事量が多くなる理由
- あなたが優秀である
- あなたが仕事を引き受け過ぎている
- 職場が人手不足である
- 職場が繁忙期である
あなたが優秀である
仕事が多くなってしまう理由としてよくあるのが、あなたが優秀だということです。
職場で優秀な方ほど、上司から仕事をお願いされる機会は増えるものです。
本来それは素晴らしいことであり、期待の裏返しと捉えることもできます。
ですが、場合によっては職場があなたに依存している状態になっている可能性もあります。
・優秀なあなたに期待して仕事量が多くなっているのか
・優秀なあなたに依存して仕事量が多くなっているのか
この2つのどちらなのかは冷静に見極める必要があります。
もし後者の場合は、あなたにとって良くない理由で仕事量が増えている状態です。
ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
あなたが仕事を引き受け過ぎている
もしあなたが優しい性格で、断ることが苦手な場合は、あなたが仕事を引き受け過ぎている可能性もあります。
あなたの優しさがあなた自身を苦しめていることがあります。
この場合のポイントは、あなたに仕事をお願いする人が、「あなたなら忙しくても仕事を引き受けてくれる」と思っていることです。
こうした理由であなたに仕事が多く回ってきてしまい、あなたの仕事量が多くなっていることがあります。
職場が人手不足である
職場の人手不足が原因で、あなたの仕事量が多くなっている場合もあります。
この場合は、職場全体がキャパオーバーの状態なので、普通はあなただけでなく周りの人も仕事量が多くなっているはずです。
ですが、この状況でなぜか暇そうな人がいると、「自分だけ仕事量が多いのでは?」と考えるようになり、不公平に感じることがあります。
職場が繁忙期である
職場が繁忙期の場合、職場全体でこなさないといけない仕事量が一時的に多くなり、あなたの仕事量も多くなる場合があります。
この場合も上で書いた人手不足のケースと同じで、この状況でなぜか職場に暇そうな人がいると、「自分だけ仕事量が多いのでは?」と考えるようになります。
まとめ
今回は、自分だけ仕事量が多いと思っている方に向けて、仕事量が多くなってしまう理由や対処方法について紹介しました。
自分だけ仕事量が多いと感じたら、まずはあなたの仕事の一覧化をしてみてください。
仕事の一覧があると、焦る気持ちがなくなるだけでなく、新たな仕事を断ったり周りの人に仕事を任せたりしやすくなります。
忙しい時ほど仕事をがむしゃらにこなすことをやめて、一度立ち止まってあなた自身の状況を俯瞰的に整理してみてくださいね。